アイロンプリント完全版
アイロンプリントの基礎から伝授します

コツさえ覚えればアイロンプリントはこわくない。幼稚園・保育園の通園グッズに似顔絵刺繍ワッペンをつけましょう。
平日と祝日はお休みです。
アイロン、アイロン台、当て布の3点が必要です。笑顔の刺しゅう屋さんでは、当て布の代わりにクッキングシートと追加で15cm角以上の板2枚と筋トレ用ウエイトの準備をお勧めします。
アイロン接着の可否は、お客様自身の判断でお願いします。
アイロン接着時に発生したすべての損害に関して当店では一切責任を負いません。小さなお子様がいらっしゃる場合、お子様の手のとどかないところで作業してください。
作業が完了したらアイロンは必ずコンセントからプラグを抜いてください。
ゴアテックスなど(レインコート等)
防水スプレーなどで処理されたもの(レインコート等)
革、キルティングなど(カバン等)
ウール・毛糸製品(セーター、マフラー等)
レーヨンを除く素材(フリースのブルゾン等)元来防水性能を有する生地
ワッペンの裏側に貼り付けてあるアイロン接着用のフィルムは、熱によって溶けて生地に浸透して貼り付きます。ですから、生地に浸透性がないものはアイロン接着できないことになります。
例えば皮革製品や、撥水加工してあるものはダメです。また、凸凹した生地や起毛した生地も接着剤が広い面積に均一に浸透しないので貼り付きません。毛糸のマフラーなどはその典型です。 このような生地は縫い付けるようにしてください。
接着剤が溶ける温度は、140~160度です。アイロンでは、「中」の目盛になります。必然的に熱に弱い素材はアイロン接着ができないことになります。
逆に熱に強くても厚みのある生地は、アイロンの熱が通りにくく、すぐ冷えて接着力が落ちてしまいます。幼稚園バッグやレッスンバックに好んで用いられるキルティングは、厚みがありアイロンプリントがうまくつかないことが多いようです。
お子様の持っているレッスンバッグで、剥がれかけたワッペンを見かけることがありますが、大抵は接着力の不足が原因です。 当店では、このような理由により厚手の生地に関しては、アイロン接着ではなく、縫い付けを推奨しております。
では、どうやってアイロン接着が可能な生地なのかを見分けるのでしょうか?答えは簡単です。
洗濯絵表示にアイロンマークで「中」「高」の表示がついているものなら大丈夫です。それ以外は絶対にNGです。 特に、化学繊維は熱に強いものと弱いものがあり、なかなか見分けがつきません。必ず服に付けられている取り扱い表示を見て確認してください。 アイロンマーク不可の場合は、アイロンで接着せず、縫い付けるようにしてください。 特に注意していただきたいのは、フリース生地やナイロンの裏地がついている服など うっかりアイロンをかけてしまうことがありますので注意してください。
アイロン接着で大切なことは、アイロンをかける時、「滑らせないこと」と「接着した後すぐに十分な圧力をかける」ことです。
この二つを守ればうまくいきます。
コツは、アイロンに体重をかけ、約20秒くらい押し付け、少しずつ位置を変えて全面にアイロンをかけることです。 それと、スチームではなくドライですので間違えないようにしてください。
アイロンプリントで気をつけて欲しいのは、しっかり圧力をかけられるアイロン台を使うことです。折りたたみ式のアイロン台は強度的に弱く、体重で圧力をかけると壊れてしまうことがあります。おすすめはアイロン収納マットかアイロンマットです。これならばしっかり体重をかけることができます。
アイロン台に貼り付ける側の布とワッペンを置き、貼り付けたい位置に合わせます。 ワッペンの上にクッキングシートをかぶせ、アイロンを押し付けます。
アイロン接着剤は熱で溶けてワッペンからはみ出すことがあります。このため普段使う当て布では接着剤が付着して、次に別の洋服でこの当て布を使うと接着剤で汚れてしまいます。このため使い捨てのできるクッキングシートがおすすめです。
クッキングシートの耐熱温度は250度で連続20分までですから、アイロン中の160度なら全く問題ありません。 笑顔の刺繍はフェルトで、熱が伝わりにくいのでしっかりプレスしてください。 この作業を3回くらい繰り返せば、接着剤は布に浸透しています。
クッキングシートの耐熱温度は250度で連続20分までですから、アイロン中の160度なら全く問題ありません。
笑顔の刺繍はフェルトで、熱が伝わりにくいのでしっかりプレスしてください。 この作業を3回くらい繰り返せば、接着剤は布に浸透しています。
プレス時間については、いろいろなサイトに記述がありますが、笑顔のワッペンであれば、3時間後には完全に接着しています。ちなみにお手製の巾着袋の素材は綿100%です。アイロンをかけた時間も3分程度。概ね4時間後には完成です。